当時住んでいたエリアから通いやすく、評判の高かったU産婦人科を訪れたのは、44歳と2ヶ月弱の頃だった。そこは「産婦人科」の看板を出しつつも、大概が不妊治療の患者で溢れかえっていた。予約を取っても1時間は待つ、という人気クリニックの定石さえ、まだ新鮮に感じていた記憶がある。
明細書によると、初診で以下の検査を受けている。
・エストラジオール、プロゲステロン、LHFSH、FT4
・TSH
・プロラクチン
・グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体
・血液採取(静脈)BーV
・生化学的検査(Ⅱ)判断料
・免疫学的検査判断料
・超音波検査(断層撮影法)
=以上、5,860円
初診から4日後は、以下の検査記録が残っている。
・ヒューナー検査
・頚管粘液一般検査
・LH定性(尿)
・尿糞便等検査判断料
・(減)超音波検査(断層撮影法)
・子宮頸管粘液採取
=以上、2,380円
その翌日は夫も一緒に受診し、精液検査があった。この日の明細はなぜか個別に価格が出ているので、列記しときます。
・精液検査 2,000円
・AMHテスト 5,000円
・風疹EIA-IgG検査 3,000円
・基礎体温表 350円
ここまでの検査を受けたところで、治療方針を医師と夫と私で相談したと思う。既に44歳だった私のAMH値は平均で0.34で、自然妊娠は非常に難しいと念を押されつつ、まだ新婚だった私たちはタイミング法からスタートしてみたい、と無理を承知でお願いした。
当時は物件を探しつつ、まだ別居していたので、排卵日に合わせて近くのホテルで頑張ってみる、ということを3ヶ月くらい頑張った。が、やはり願い叶わず。その間に同居も始まり、タイミングは取りやすくなったものの、産婦人科に通いにくい立地や仕事状況になったり、不妊治療は一旦休止していた。
何より、私が18歳から患っていた持病が悪化し、不妊治療の前にそちらをどうにかせねば!という事態になってしまったのだった。持病に関しては、次回に・・・
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